先日、たまたま公認心理師の方とお話しする機会がありました。
昨今の世間状況から、精神的に滅入ってしまう方が増えているようです。
先生に会わなければ死んでいたかもしれないと言われるようなことも多いようです。
債務整理の手続きをしている司法書士もこれに近い経験をすることがあります。
やはり債務整理・自己破産の手続きをしている場合、精神的に余裕がある方は基本的におられません。
どうすればいいのか分からない。
返済日が来るのが怖い。
督促状で心が折れる。
等々。多重債務問題が抱える不安はこういったものがあります。
現在は、一昔前に比べると貸金業者も優しくはなっています。
しかし、それによって極限状態まで多重債務が進むまで専門家に相談しない方も増えています。
ネットでの知識で、「自分には破産しかない」と思い込み、急に破産を突きつけられるという方はやはり気持ちが沈んでしまいます。
ただ、ネットでの知識はあくまでネットでの知識でしかありません。
個別具体的に手続きを決定するのが債務整理業務です。
絶対に破産ができない方がおられるのも分かっております。
破産が人生の終わりでないことも分かっております。
ネットでの債務整理の情報はやはり、「債務者を必要以上に怖がらせる」ものが多いです。
しかし、債務整理は制度として認められた救済方法であり、悪いことをしている訳ではありません。
債務整理に対しての誤った知識を捨て、まずは司法書士へ相談をしてみましょう。
先日もこんなことがありました。
債務整理のご依頼者様がこんなことをおっしゃっていました。
「任意整理の依頼をしたいが、債務額が300万円を超えているので、破産しかないですよね?」
私が、どこからお聞きになった情報かを尋ねると、やはりネットでの情報でした。
300万円を超えると破産というように、誰にも一律に手続きを決定できる指標は債務整理にはありません。
収入であったり、絶対に失いたくない財産の有無(自宅等)、資格による制限など、様々な要素から総合的に手続きを選択するのが債務整理であり、司法書士の仕事です。
結局その方は、収入額及び自宅不動産があったため任意整理での対応を進めることにしました。
「とりあえず司法書士に依頼すれば返済が止まる」こういったプラスの情報はあまり知られていません。
司法書士に依頼さえすれば数ヶ月返済が止まり、その間に作戦を立て、精神状態の立て直しも可能です。
解決不可能な状態は決して存在しません。
ご自身を責めずに、司法書士へ相談してみましょう。
神戸市以外の方も大歓迎です。
ZOOMで即日面談も実施しておりますのでお気軽にご連絡ください。