債務整理(借金整理)の流れ

・手続き決定までの流れ(任意整理の場合)

債務整理の手続きは全て面談から始まります。負債の状況、収入の見込み、所有している資産等、現在の状況を聞き取り、適切な手続きを一緒に考えていくのが債務整理のスタートです。「司法書士に借金の相談をしたいが、何を話していいか分からないし、緊張する」という方も多いかと思います。そこで、具体的にどんな感じで面談が進んでいくのか、例を示したいと思います。

 

1、メール等で匿名の相談

依頼者「すいません、借金について相談したいです。現在、キャッシング・ショッピングのリボ払いが積み重なって、返済がつらいです。どうすればいいでしょうか。」

司法書士「お問い合わせいただきありがとうございます。現在のご状況を詳しくお聞きしてもよろしいでしょうか。1、債務総額 2、債権者数 3、毎月支払いに回せる額 以上をお聞きできますでしょうか。」

依頼者「3社から、合計200万程度借りています。毎月5万円なら支払えそうです。」

司法書士「ご連絡いただきありがとうございます。返済金額から考えると、任意整理での解決ができる可能性があります。ただ、もう少し詳しくお聞きし、ベストな手続きをご提案したいと思いますので、当事務所へ来ていただくことは可能でしょうか。基本的には平日の17時までですが、これ以外の時間でもご対応しますので、候補日をいくつかいただきたいです。」

依頼者「ありがとうございます。では、今週の水曜日、木曜日18時であれば伺えます。」

司法書士「では、水曜日の18時でいかがでしょうか。来所時には、印鑑と身分証明書のご持参をお願いいたします。もちろん、受任の強制などはありませんので、お気軽にいらしてください。」

依頼者「了解しました。よろしくお願いします。」

手続き決定までの流れ(任意整理の場合)

2、面談

面談では、メールでの内容をより詳しくお聞きしていきます。保証人の有無・持ち家等の高額財産の有無、保証人になっている人がいないか等を聞いていきます。このパートでは、手続きが任意整理に決定したと仮定し、具体例を示します。

司法書士「なるほど、現在お住まいは賃貸で、高額な財産はないが、保証人にお父様がなっている債務があるということですね。こういう場合は、任意整理をお勧めします。メリットとしては、保証人に迷惑をかけず債務整理を行うことができます。また、任意整理手続きは業者との交渉を司法書士が行い、裁判所を通さない手続きです。他の手続きと比べてお客様の負担が少ない手続きと言えます。」

依頼者「父には内緒にしておきたかったので、任意整理だとありがたいです。でも、何かデメリットはないのですか。」

司法書士「デメリットとしては、俗にいうブラックリストへの登録が挙げられますが、これは他の手続きでも同様に起こります。他のデメリットとしては、自己破産などに比べると、借金そのものがなくなるまでに時間がかかります。お客様の場合、200万円を毎月5万円の返済条件で交渉しますので、約40回、期間にして約4年と少し返済が続くことになります。しかしもし、仮に破産であれば、今回の借入業者以外の、奨学金の返済もできないことになり、保証人であるお父様に請求がいくことになります。」

依頼者「なるほど、でしたらやはり任意整理でお願いしようと思います。」

司法書士「ありがとうございます。それでは、契約書等々を作成しますので、しばしお待ちください。」

こういった流れとなります。任意整理の場合、この後の流れは基本的にすべて司法書士が行います。具体的には、

手続き決定までの流れ(任意整理の場合)

3、即日受任通知の発送(これにより業者からの督促が止まります)

手続き決定までの流れ(任意整理の場合)

4、和解交渉(業者からの債権届け出の提出~交渉締結まで数か月かかり、その間に報酬のお支払いを分割でしていただきます。)

手続き決定までの流れ(任意整理の場合)

5、和解締結

となっていきます。そして、和解が締結すれば、再び司法書士から依頼者へ連絡し、相手先業者への返済条件をお伝えします。後はその条件通りに返済をしていくだけです。

以上が借金問題の解決方法で一番よく用いられる任意整理のパターンです。どんな流れで進んでいくのかが分かるだけで、司法書士事務所へいくハードルは少しでも低くなるはずです。借金問題は、放置しても状況は悪化するだけです。相談するだけであれば、費用はもちろんいただきませんので、まずはメールでも電話でも結構です。一度ご連絡ください。

 

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