債務整理の代表的手続き方法である「任意整理」。
多くの方は、まずこの任意整理が可能かを検討することになります。
そして、その際に基準となるのが「5年」という年数なのです。
5年という年数を分割回数基準で考えると、60回になります。
つまり、総債務を60で割った金額を毎月返済に回せない方は、基本的には任意整理以外の手続きを検討することになります。
ただ、どうしても任意整理をしないといけない状況の方、破産ができない環境の方は少なからずおられます。
その場合、取りうる選択肢は主に二つです。
一つ目は、とりあえずこのまま返済を続けて、5年以内の返済が可能になった段階で司法書士が介入するパターンです。
しかしこの方法は前提として「自然に債務が減っていく」あるいは「近々まとまったお金が入る予定がある」状況でなければ利用できません。
基本的に多重債務状態で司法書士を探している方は、債務が減らない、債務が増えていく方がほとんどです。
そのためこの方法は基本的に考えられません。
では、もう一つの選択肢についてもお話しします。
それは、60回以上の任意整理をまとめるという方法です。
正直、任意整理・債務整理を行なっている司法書士であれば、5年以内の任意整理の結果は大きく変わりません。
ただ、60回以上の交渉は、司法書士の腕次第、相手の担当者次第というところに依存してきます。
例えば、私の事務所であれば、60回以上の分割交渉をまとめたこともありますし、できる限り返済開始を遅らせる交渉も行なっております。
60回を超える分割交渉について、100%まとめると謳っている事務所はないはずですが、確率の高い事務所は必ず存在します。
どうしても破産はできない、したくないという方はホームページなどの情報で信頼できる司法書士を探してみてください。
さて、神戸、大阪などの飲食店経営者の方は苦しい時期が続いています。
補助金が入るまで何とかすれば、、、という状況の方もおられるでしょう。
金融機関の借り入れだけではなく、個人の借り入れで何とか繋いでいる場合もあると思います。
やはり、金融機関に比べると、個人での借入は利率も高く、返済が大変です。
利率が高い債務を先に処理していくことが多重債務問題解決の近道です。
この何ヶ月かで返済ができなくなりそう、もうほぼパンクしているという方は1日でも早く司法書士へご連絡ください。
金融機関の債務にも手をつけないといけない場合は、頼りになる弁護士にも責任を持ってお引き継ぎします。
まずは当事務所へご連絡ください。