債務整理業務をやっている関係で、神戸市・兵庫県の経済状況は注目しています。
そんな中、有効求人倍率が若干改善したというニュースを目にしました。
三宮の街を見ると、日中はかなり人が戻ってきたのか、以前と変わらない雰囲気になってきました。
ただ、夜の街はやはり自粛ムードが継続しているようです。
1日でも早くいつもの神戸に戻ってくれるといいなと思います。
さて、この兵庫県の有効求人倍率ですが、業種全体としての倍率が0.95ということです。
ただ、やはり宿泊業・飲食業の求人減少は大きいようです。
債務整理を行なっている司法書士としては、全体的な求人倍率よりも極端に悪化している業種があることに注目しています。
実際、当事務所に依頼に来てくださる方の多くは、飲食業のバイトが減ってしまった方や、旦那さんがこういった業種である主婦の方などが多いです。
また、従業員・バイトという方だけではなく、個人事業主の方も最近よく来られます、
基本的には、事業規模での債務整理・破産の場合は訴額の関係で弁護士さんの方が適していることが多いのですが、最近多いパターンは、事業資金を自分のクレジットカードで借り入れしたという方がよくおられます。
その場合、あくまで事業方面はそのままで借り入れを行なった業者のみ任意整理という形でサポートをしています。
銀行での事業資金融資と比べて、消費者金融の利率は恐ろしく高いです。
確かに額は融資と比べて小さくとも、返済年数によっては後々事業の足を引っ張ることも十分考えられます。
いずれにせよ、利率の高い借入先から順に処理をしていくことが大切です。
任意整理であれば、高い確率で将来利息をカットすることができます。
将来的に生活・事業の足を引っ張る債務は早めに処理しましょう。
司法書士業界としての求人倍率はかなり高いように思います。
司法書士事務所、司法書士法人の求人は常に枯れることなくあります。
募集はしているけど、全然応募がないと嘆いている先生も多くおられます。
理由は様々ありますが、大きな理由は「合格者の減少」です。
合格率はそれほど変わっていませんが、受験者数がどんどん減っています。
他にも、合格者の平均年齢も影響しています。
他の士業に比べて合格者の平均年齢が高く、私の合格年では38歳ぐらいでした。
そうなると、折角合格したのに勤務司法書士を選択する方も少ないため、結果として勤務司法書士が足りないということになっています。
もし、司法書士業界、資格に興味があるという方がおられたらお気軽にご連絡ください。
今後は資格の話もしていこうと思います。