8月に入り、かなり暑くなってきました。
司法書士業界は比較的落ち着く時期ですが、今年はありがたいことにバタバタと動き回ることが多いです。
最近、無料相談の内容で、「登記費用について」聞かれることが多いように思います。
時期からすると不動産登記の案件も少ない時期ですが、同じ相談が続く現象はいつものことなので、少しお話しをしておこうと思います。
相談の内容はズバリ、「不動産屋さんから紹介された司法書士の見積もりが高い気がする」というものです。
まず結論から言うと、司法書士費用は司法書士が自由に決められるので、高すぎて問題ということは基本的にありません。
ただ、当然どの業界にも相場というものがあり、そこから逸脱するものは排斥されていくべきです。
しかし、司法書士費用というのは相場というものがあってないようなものです。
なぜかというと、例えば所有権移転一つ取っても、物件が多数になっていたり、権利関係が複雑だったりすると、どうしても費用がかさんでしまうからです。
そうなると、相場を知る上で大切なことは、「司法書士によるセカンドオピニオン」を利用するという方法です。
流れとしては、
1.不動産屋さんから紹介された司法書士の見積もりを受け取る。
2.ホームページ、司法書士会を利用して、他の司法書士に見積もり書を出してもらう。
3.不動産屋さんへ自分が取った、見積もりを見てもらい、司法書士を変更してもらう若しくは金額交渉をする
という流れです。
司法書士業界は、報酬自由化とはいえ、自分より安い見積もりが出てくるとある程度は検討します。
特に、ご自宅を購入する場合、司法書士費用を節約できれば、家電一つ分ぐらいは費用を浮かせることができます。
私の事務所は、「どこよりも安くします」ということは一切言いませんが、ホームページ内の報酬規定は一般の方が見ても分かりやすいことを意識しています。
不動産屋さんからの見積もりがお手元にある状態で、報酬のページを見ていただければ、どれほど高いか、安いかがある程度わかるはずです。
直接事務所へお電話いただいてももちろん結構です。
どの司法書士へ依頼するかを決めるのは、断じて不動産屋さんではなく、お家を買われる、売られる一般の方々です。
私もできる限り、情報を開示し、皆様が公平に司法書士を選べるように努力していきます。
登記費用、手続き内容についてご不明点があるという方は、どうぞお気軽にお声掛けください。