司法書士は、不動産購入の場面はもちろんマイホームを建築した時にも登場します。
ただ、最近はこの新築建物の登記件数が減少しています。
理由はウッドショック。
住宅用の建築資材が不足し、価格もかなり高騰しているようです。
こうなると大きな買い物であるマイホームの建築をし辛かったり、お金がある方でも工期がどんどん延長していくというケースが増えているようです。
ただこのウッドショックも一時に比べると落ち着いてきたようで、少しずつ建築資材が手に入るようになってきたという現場の声も耳に入ってきました。
しかし、まだまだ価格は下がっておらず、とあるニュースでは輸入価格は7割程度も上がっているようです。
最近では木材の他にも半導体などの不足も深刻で、あらゆるところで製品の価格が高騰しています。
物価の上昇に賃金の上昇があれば問題は少ないのですが、当然この時世ではそうはいきません。
生活が困窮している方も多くおられるでしょう。
このウッドショックや半導体の不足は、司法書士業務へも影響があり、直接的なところでは登記件数の減少です。
家が建たない以上、それに伴う不動産取引、不動産登記件数も減少していきます。
他の部分ではやはり債務整理の部分です。
先ほど挙げたように、木材の輸入価格が7割上昇しています。
ただ、この上昇幅全てをエンドユーザーの負担にしてしまうとさらに不動産に手を出すお客さんが減ってしまいます。
ではどうするかと言うと中間の工務店さんや業者さんが費用を減らすほかないのです。
大きな基盤がある業者であれば、受注件数で値下げをカバーできるかもしれませんが、小規模な工務店であればこうはいきません。
この時世で会社を畳むという業者さんも多いようです。
そうなると当然、勤めていた従業員の方、そのご家族も含め生活が立ち行かなくなります。
よって債務整理・自己破産等の不景気による業務が増えていくのです。
司法書士の業務としてはどちらも大切な業務ですがやはり好景気な不動産登記・会社の登記を多く手掛けているときの方が気分も明るくなります。
是非早い段階で経済が持ち直し、景気が良い仕事が多く入ってくるといいなと思っています。
当事務所では、登記業務はもちろん、債務整理業務、成年後見業務にも力を入れています。
神戸市以外の方でも出張しますのでお気軽にご連絡ください。