債務整理(任意整理)でどれほど得をするの?

債務整理の代表的な手段である、任意整理ですが、破産や個人再生と比べると借金の減額効果が薄いというのはこれまで何度もご説明してきました。

では、わざわざ司法書士に依頼しても経済的な利益はそれほどないのかというと全くそんなことはありません。

というのも、破産・個人再生が「現在の債権額」を大幅に減額する効果があるのに比べ、任意整理の経済的利益は「これから発生する債務」に対して発生するからです。

例えば、現在、100万円の債務があり、それを毎月2万円ずつ返済していく場合。

当然ですが、消費者金融等での借入であれば、利息が発生します。

その利息が年15%であれば、返済は約7年かかり、総支払額は150万円となります。

しかし、司法書士に債務整理を依頼した場合、将来利息がカットされ、返済は約4年、総支払額は100万円となります。

期間にして3年。支払総額には50万円もの差が出るのです。

また、経済的な利益に加えて、任意整理には精神的にも大きなメリットがあります。

それは、支払った額がそのまま総債務から減っていくことにより起こります。

現在、借金の支払いに苦しんでいる方は恐らく、「返済しても返済しても債務が減らない」という状況になっていると思います。

これは、返済額の大部分が利息の返済に充てられているためです。

こうなってしまうと、精神的にも参ってしまい、そのまま返済が滞っていくことになりかねません。

実際、債務整理のために事務所へいらっしゃる方は、司法書士への依頼を決める前に、友人・家族から借金することを考えたり、職場から前借りをしたりと様々な対応策をご自身でされた後来られる方も多いです。

しかし、その場しのぎの対応策はかえって悪い状況を招くことにもなりかねません。

例えば、返済のために他の業者からの借り入れをしてしまうと、司法書士に依頼した時の費用も大きくなってしまいます。(多くの場合、業者の数で報酬が決定します。)

また、仮に家計が破綻しており、破産等の手続きになった場合、友人・家族から借り入れをしていると、債権者として関与してもらわざるを得なくなってしまいます。

こうなってしまうと、破産して経済面が落ち着いても、友人・家族との関係がすぐに回復するとは限りません。

債務整理を専門家に依頼することは決して恥ずかしいことではありません。

それどころか、ご自身が破綻する前に専門家に手を借りながらでも返済をしていくことは債権者にとっても誠実な行為なのです。(そのため、任意整理の交渉には柔軟に対応してくれる業者が増えています。)

仮に、ご依頼に至らなかった場合は費用をいただいておりませんので、精神的な負担を少しでも減らすためにも是非おひとりで悩まずに、一度ご連絡ください。

メール・電話・直接面談等、相談の形式に関わらず、無料相談とさせていただいております。

 

 

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