債務整理への抵抗感

債務整理が必要な状況である方でも、債務整理に踏み切れない方は多くおられます。

一昔前の、情報が中々手に入れられない時代ならまだしも、今はネットやSNSを用いて情報を集めることができます。

そのため、ご自身の状況が債務整理の必要な段階、あるいは債務整理をすれば状況が改善する段階であることは容易に知ることができます。

また、当事務所のホームページを訪れる方の多くも債務整理関係のワードからたどり着いていることが分かっています。

しかし、やはりホームページの訪問数とご相談件数から見ると、「債務整理が必要なのに司法書士へ相談できない」方が本当に多くいるなと感じます。

その理由は我々司法書士を始めとする士業の情報提供能力が低いことも一因でしょう。

ただ、巷にあふれる多重債務に関してマイナスのイメージが高すぎることがやはり大きな原因だと思います。

例えば、こんな内容。

・債務整理をするとカードが作れず、ずっと面倒な生活になる。

自己破産は人生の終わりだ。

・債務整理すると家族に迷惑をかける。

等々、間違った知識は多く出回っています。

しかし、これらはすべて間違いです。

債務整理をしても5~10年すればクレジットカードを作ることはできますし、住宅ローンも組むことができます。

さらに、ここに大きな勘違いがあるのですが、「債務整理をしなくても滞納していたり、多重債務状態になっていればどのみちクレジットカードは作れない可能性が高いのです。」

多重債務状態になっている方は、滞納などがあれば事故情報として審査機関に情報が流れます。

クレジットカード会社は審査する際、それらの情報を利用するため、どのみち審査には通りにくくなるのです。

つまり、多重債務状態だが、今後、ローンなどを組みたいから債務整理をしないというのは、既に間違っている場合があるのです。

続いては、自己破産=人生の終わりというイメージですが、これも完全に間違っています。

自己破産をしたからといって、周囲にそのことがバレることもありませんし、審査が通らない等のデメリットも時間の経過により解消されます。

つまりこのイメージは完全に単なる思い込みです。

最後は、家族への影響ですが、これも基本的にはありません。

奥様が債務整理をしても、息子さんのカードの審査に影響はありませんし、旦那さんの任意整理が奥さんに影響を与えることはありません。

あくまで、債務整理は「自分自身」の状況で判断するべき内容なのです。(連帯保証等の例外はありますが、経験の多い司法書士であれば対応策はあります)

 

これらの間違った知識で債務整理に踏み切れないのはおかしいです。

正しいタイミングで債務整理に踏み切ることが生活再建への最短距離なのです。

まずは匿名でも構いません、当事務所の無料相談でご自身の状況をお話してみてください。

それが問題解決の第一歩となるはずです。

 

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