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半沢直樹と司法書士①

2020-08-25

今年話題のドラマと言えば、やはり「半沢直樹」でしょう。

私も、前作からしっかりハマってしまい、今作も欠かさず毎週観ております。

 

さて、今回は、司法書士がこの半沢と関係がある仕事だということをお話ししようと思います。

現在のドラマの第一章。この第一章では、「企業買収」が一つの大きなテーマとして登場していました。

スパイラルが電脳から買収されようとしている所を、半沢が様々な工夫を凝らし、乗り切っていきます。

そして、この買収の対応策としてまず考えられた方法が「新株発行」という手続きです。

まず、そもそも企業買収とは、買収したい企業の株式(正確には議決権)の過半数を取得することを指します。

その対策として、株式の母数を増やすことで、過半数の取得を妨げようとするのが新株発行です。

現在、株式取引をされている方はお分かりかと思いますが、一般的に株式取引と言えば既に市場に出ている株式を売買することで成り立っています。

しかし、この新株発行という手続きでは、文字通り新たに株式を発行します。当然ですが、発行するだけではまだ誰が所有するかは決まっていません。

そこでこの新株の買い取りに手を挙げたのが、ドラマ内でのフォックスでした。この企業買収を防ぐために助けてくれる企業のことを「ホワイトナイト」と言います。

と、ここまではドラマのあらすじのようになってしまいましたが、この新株発行が予定通り進んでおれば、司法書士がこの手続きの最後で現れます。

何故かと言うと、この新株発行には「登記」が必要だからです。

新株を発行する場合、資本金の額と、発行済株式の総数に変更が出るため、登記をしないといけないのです。

具体的な必要書類は以下の通り。

1、取締役会議事録

2、総数引き受け契約書

3、払い込みがあったことを証する書面

4、資本金の額の計上に関する証明書

5、委任状

です。1,2については、ドラマで登場しています。

まず、1は、瀬名社長(尾上松也さん)が株式の発行について会議をしていたあの場面での議事録がそれに当たります。

2は、山崎銀之丞さんの名演技があった社長室での場面。押印を促した書類が恐らくそれにあたります。

そして、3、4は入金があったことを示す証明書と、その入金の内いくらを資本金として計上するかを示す証明書です。

つまり、瀬名社長の押印が済んでいれば、フォックスが入金し、3,4の書類はすぐに出そろいます。そして、それらの書類を司法書士に渡し、登記申請。

という流れになっていたはずです。(結果はご存じのように、2の契約の前に新株発行は流れましたが・・・)

半沢の活躍により、司法書士の出番もなくなってしまいました・・・

しかし、このように会社の法務と司法書士は密接に関連しています。

会社の構成を変更する、新たに株式を発行する。こういった場面は司法書士の主戦場です。

また、第二章の中でも、司法書士に密接する業務があるため、今後またお話ししたいと思います。

それでは楽しみに週末を待ちたいと思います。

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