Archive for the ‘会社・法人’ Category
神戸三宮の東急ハンズが・・・
神戸の東急ハンズが2020年12月31日で閉店するそうです。
少し前からこのニュースは知っていたのですが、この年末で閉店ということは知りませんでした。
私の事務所は、新神戸にあり、JR三ノ宮駅から神戸市営地下鉄を利用し、事務所に行っています。
そのため、ほぼ毎日東急ハンズの前を通っていました。
文房具であったり、小物類、各種備品等困った時にはハンズに行くことが恒例になっていたので、なくなると正直かなり困ります。
なぜ今日このニュースを知ったかと言うと、東急ハンズの閉店セールのチラシを見つけたからです。
本日からセールなので、商品が無くなる前に行こうと思います。
さて、この「閉店」についてのお話をしようと思います。
お店を経営している方が、お店を畳む理由はいくつかあります。
経営不振や後継者がいない等々が多い理由でしょう。
こういった場合、司法書士が登場する可能性があります。
まず、経営不振で借金を抱えている場合は債務整理、場合によっては破産も含めて清算をお手伝いすることができます。
後継者がいない、育っていないという場合は、長期的にお手伝いすることで状況が改善するかもしれません。
例えば、「息子に継いでほしいが、まだ経験が浅く、難しい。」
「一旦は、従業員に継がせたいがゆくゆくは親族に継いでほしい」等、経営者の方は様々な悩みがあると思います。
その場合、株式会社であれば、株式の発行方法を工夫し、経営権と支配権を分けて承継していったり、工夫することが可能です。
ご自身だけの知識で何とかしようとせず、専門家に意見を聞きながらうまく事業を承継していくことも経営者の義務となってくるでしょう。
また、理由に関わらず、事業を法人として行っていた場合は、解散の登記を行う必要があります。
会社を畳む場合に何をすればいいのか、気になるという方は是非ご連絡くださいませ。
このご時世で、会社を畳みたいという依頼・相談も増えているのですが、反対に会社を作りたい、事業を拡大したいという依頼も増えてきています。
もし、会社を興して自分で事業をしたい、会社の構成を変更して事業を拡大したいという方も当事務所はご対応可能です。
ご希望があれば、事業計画を見てくれる税理士さん等他士業の先生の紹介も可能です。
しっかり計画をし、サポート・アドバイスを受けた上で起業したいという方もどんどんご連絡ください。
当事務所は、債務整理・不動産登記以外の、会社・法人登記の依頼も受任することが可能です。
また、他士業との連携も常時取っておりますので、まずは当事務所にご相談してください。
あなたの起業・事業を全力でサポートいたします。
半沢直樹と司法書士①
今年話題のドラマと言えば、やはり「半沢直樹」でしょう。
私も、前作からしっかりハマってしまい、今作も欠かさず毎週観ております。
さて、今回は、司法書士がこの半沢と関係がある仕事だということをお話ししようと思います。
現在のドラマの第一章。この第一章では、「企業買収」が一つの大きなテーマとして登場していました。
スパイラルが電脳から買収されようとしている所を、半沢が様々な工夫を凝らし、乗り切っていきます。
そして、この買収の対応策としてまず考えられた方法が「新株発行」という手続きです。
まず、そもそも企業買収とは、買収したい企業の株式(正確には議決権)の過半数を取得することを指します。
その対策として、株式の母数を増やすことで、過半数の取得を妨げようとするのが新株発行です。
現在、株式取引をされている方はお分かりかと思いますが、一般的に株式取引と言えば既に市場に出ている株式を売買することで成り立っています。
しかし、この新株発行という手続きでは、文字通り新たに株式を発行します。当然ですが、発行するだけではまだ誰が所有するかは決まっていません。
そこでこの新株の買い取りに手を挙げたのが、ドラマ内でのフォックスでした。この企業買収を防ぐために助けてくれる企業のことを「ホワイトナイト」と言います。
と、ここまではドラマのあらすじのようになってしまいましたが、この新株発行が予定通り進んでおれば、司法書士がこの手続きの最後で現れます。
何故かと言うと、この新株発行には「登記」が必要だからです。
新株を発行する場合、資本金の額と、発行済株式の総数に変更が出るため、登記をしないといけないのです。
具体的な必要書類は以下の通り。
1、取締役会議事録
2、総数引き受け契約書
3、払い込みがあったことを証する書面
4、資本金の額の計上に関する証明書
5、委任状
です。1,2については、ドラマで登場しています。
まず、1は、瀬名社長(尾上松也さん)が株式の発行について会議をしていたあの場面での議事録がそれに当たります。
2は、山崎銀之丞さんの名演技があった社長室での場面。押印を促した書類が恐らくそれにあたります。
そして、3、4は入金があったことを示す証明書と、その入金の内いくらを資本金として計上するかを示す証明書です。
つまり、瀬名社長の押印が済んでいれば、フォックスが入金し、3,4の書類はすぐに出そろいます。そして、それらの書類を司法書士に渡し、登記申請。
という流れになっていたはずです。(結果はご存じのように、2の契約の前に新株発行は流れましたが・・・)
半沢の活躍により、司法書士の出番もなくなってしまいました・・・
しかし、このように会社の法務と司法書士は密接に関連しています。
会社の構成を変更する、新たに株式を発行する。こういった場面は司法書士の主戦場です。
また、第二章の中でも、司法書士に密接する業務があるため、今後またお話ししたいと思います。
それでは楽しみに週末を待ちたいと思います。