数日前にはなりますが、神戸市の兵庫区で火災がありました。
今回は、居住している民家からの出火だったようですが、死者も出なかったようでよかったです。
ただ、これから、神戸に限らずこういったニュースが増えてくる時期になってきます。
人が住んで生活している以上、火災が起こる可能性はゼロにはならないでしょう。
問題は、現在住んでいない、空き家となっている建物からの出火・空き家への延焼があった場合です。
空き家となっているにも関わらず、処分をしないということは、こういったリスクを背負い続けるということを意味します。
空き家は田舎だけの問題ではありません。
実際、神戸市内でも今は使っていない古い建物についての相談を受けることがあります。
火災以外にも、空き家のリスクは他にもあり、倒壊したり、犯罪者が勝手に利用することもあり得ます。
建物の処分の代表例は、解体です。
しかし、現在、建物の解体にも非常にお金がかかる時代になっています。
解体以外の処分方法としては、不動産売却があります。
「こんな古い建物売れない」
とお考えの方もおられるかもしれませんが、売ろうとしなければずっとそのままです。
実際、当事務所へ相続登記の相談から、不動産売却までの依頼を受けることがあります。
前述のように、建物の解体費用が高くなっている関係で、売却代金が非常に安くなってしまうことも多いです。
売却しているのに、諸費用を引くとプラスマイナスゼロになってしまうこともあります。
ただ、これは、解体費用を買主が負担しているということなので、数百万円の経済的利益を得たことになるのです。
不動産を売ってもお金が残らなければ意味がないという方もおられるかもしれませんが、不動産を持ち続けるリスクを無償で回避することも大切なことです。
もし、ご自身の代で処分をしなければ、お子さんやお孫さんの誰かが処分しなければなりません。
また、世代を跨ぐたびに相続登記をしなければならず、無駄な費用がかかってしまいます。
基本的に、お持ちの不動産価値が持っていることで劇的に上がることはめったにありません。
処分できる時にできるだけ早く処分することが一番経済的メリットが大きいのです。
これから寒い冬になります。火災や倒壊などのニュースも増えてくるでしょう。
当事務所は、神戸市に関わらず、淡路島であったり、養父市であったり、他府県であったりといろんな地域の案件を受任しております。
遠方の不動産を処分したいという相談でも大歓迎です。
お気軽にご相談ください。