住みたいまちランキング2021

大東建託さんが、居住満足度調査を行ったというニュースを見つけました。

私が見たのは、兵庫県版の記事でした。

司法書士として、不動産に関する業務を多く行っている関係で、こういったニュースも何となく気に止まってしまいます。

一位は3年連続で「西宮市」だったようです。

確かに、西宮市の物件を扱う決済の数はこのご時世でも相変わらず多く、人気がある地域であるのは間違いないでしょう。

ただ、西宮市は、マンションの取引は多いのですが、戸建てや土地の決済はそれほど多くないように感じます。

また、私は仕事でよく車を利用するのですが、道が狭い所も多く、一方通行も多いので中々難しい地域だと思います。

 

続いて第二位は「神戸市中央区」でした。

言わずと知れた神戸の玄関口、中央区はやはり人気の地域のようです。

ただこれも、「憧れ」という面が多いように感じます。

中央区もやはり車での動きは中々難しいですし、晩は繁華街を中心に汚いように感じることもあります。

住む町というよりも、遊びに来る町というのが私の中での印象です。

しかし、神戸市中央区も広いです。

例えば、私の事務所も中央区ですが、新神戸の駅前であり、少し神戸市中央区感は薄れます。

ただ、それでも一方通行や狭い道は多く、慣れるまでは車移動は苦労しました。

その代わりにバスなどの交通機関の利便性は限りなく高いです。

車なしでの生活という方にとってはとてもいい地域でしょう。

 

第三位は、私の自宅がある「明石市」です。

最近は名物市長のニュースが多く発信されていますが、明石市民としては市長の行動力には頭が下がる思いです。

実際、明石市は人口も増えており、子育て世代への支援や様々なイベント誘致を積極的に行っている印象です。

明石駅の周辺こそ高層マンションもちらほら出てきてはいますが、明石市ではまだまだ戸建て・土地の取引も多く、これからも不動産の価値は上がっていく地域なのではないでしょうか。

魚住・大久保といった明石の西側の地域でも不動産の需要は高まっているようで、田畑が宅地に造成されて住宅街へという流れがあちこちで起こっています。

お付き合いのある不動産会社の方も明石の業者さんの方が元気があるように感じます。

第四位、第五位は「芦屋市」「神戸市東灘区」と続いていくようで、このトップ5は顔ぶれが同じようです。

 

さて、今回ご紹介したような人気のエリアで不動産を処分するのはある意味では簡単です。

どの業者に頼んでも処理してくれるでしょう。

ただ、私たち司法書士へ相談があるのは、人気のエリア外というものが多いです。

利用しない不動産をいつまでも所有し続けることはマイナスでしかありません。

特に高齢の方は、是非ご自身の代で処分する道を一緒に探していきましょう。

後の世代に負担を残さないことが何よりの「終活」となるはずです。

 

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